2017年11月10日

もう11月だ 2017.11.10

10月はあっという間に過ぎ去った。中旬から軽井沢に出かけ、階段で足を踏み外し、とっさに壁に支えられて転倒は免れたが、無理に足腰をひねったようだ。そうでなくても具合が悪い右足の太ももが痛い。モーラスを貼ったが症状は良くならなかった。5日後に帰宅したが、右足を引きずる歩行は格好悪い。踏み外して7日目に風呂で右足をさすっていたら、照明の関係か、くるぶしのあたりが黒い。よく見たら、外側も内側も、くるぶしの下が青黒く内出血している。足首を動かしても痛くない。どうやら太ももからの内出血が下がってきたもののようだ。我が家には外科医がいるが見せるとお説教が始まるからやめている。今日11月10日でかれこれ一か月になるがくるぶしの汚点は濃くなったり薄くなったりしている。そんなことや、変な選挙があったりして何も記録しなかった。
羊雲わが半生も季語はなし
雁わたし心の中で吹きすさぶ
posted by 櫻本富雄 at 18:31| Comment(0) | 空席通信・余話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

忘れられた9月の悲歌・2017.9.16


今月は小生の誕生月だが、いろいろある月だ。そんな一つを書き残そう。
 1945年9月2日は日本が連合国に降伏した敗戦の日だ。親泊朝省は1903年の18日に生まれ1945年の3日にこの世を去っている。誕生月が死亡月と同じという例はほかにもあるから珍しくはない。親泊のことを知っている、あるいは覚えている人が、現在何人いるだろうか。テレビや新聞も、一切報道しない。そういう時代になったのだ。 
もう少し具体的に書こう。彼は陸軍軍人で最終階級は大佐である。肩書きは内閣情報局の情報官。西條八十の歌詞に「鉛筆をなめながら、いざ来いニミッツ、マッカーサー、出てくりゃ地獄へ逆落とし」と加筆した人物と言われてる。餓島と言われたガダルカナルから生還して大本営の報道部の一員として国民の戦意昂揚に尽くしたという。そして九月三日の早朝、妻と子供二人を殺害して自決した軍人。

 彼が八十の詞に加筆したと主張している八十の高弟の話が噴飯ものであることは、いくつか書いたからもう触れない。栄養失調で歯をすべてなくした人が鉛筆をなめるなんてとんでもない想像だ。小生は国民学校時代に鉛筆をなめて筆記していた級友が、日本人にあるまじきいやしい行為だと教師に叱咤され往復ピンタを食らっていたシーンを今でも覚えている。あのころの鉛筆は粗悪品ばかりでなめて書かないと濃い文字が書けなかったのだ。
 親泊の死は拳銃を胸に当てての自決だが、幼い二人の子は青酸カリ入りのサイダーで服毒死、妻は拳銃で撃たれていた。この一家心中は、当時も今も、報道されないから真実は不明である。彼は崇拝する阿南陸軍大臣(1945年8月15日の早朝に自決)の米内海軍大臣を切り捨てろという遺志を果たすべく二日、三日と海相の所在を捜し歩いたようだ。その間に殺した家族の遺体の腐敗は進んでいた。もうこれ以上は探せないと断念して心臓を撃った、のが真相だと思っている。つまり家族の死はこの月になってすぐだったのではないか。このあたりの消息は、もう分からない。8月末から9月にかけて、家を訪ねたものはいないのだ。

冬去らば春の来るを知りつつもかくは心の急かるるものかは  朝省
大君に仕へ奉りて吾が背子が散る日待ちてし武士の妻    英子
夫妻の辞世である。続きを読む
posted by 櫻本富雄 at 17:00| Comment(0) | 空席通信・余話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月07日

9月 2017

今月はいろいろなことがある。
親泊情報官や小生がこの世に出現した月だ。「通信」に関連した人物だけじゃない。
真山青果、山本有三、横井也有、南原繁、木下尚江、副島種臣、杉田玄白、村山槐多、小村寿太郎、竹久夢二、正岡子規、大山郁夫、幸徳秋水、大倉喜八郎、魯迅、戸坂潤、天野貞祐なども今月に出現した。明治天皇も今月だそうだ。
故人ばかりじゃない。
小沢征爾、なかにし礼、早見優、澤地久枝、長部日出雄、小林薫、荻野目慶子、利根川進、氷川きよし、長淵剛、松本人志、小林光一、斎藤由貴、サトウサンペイ、泉ピン子、戸田恵子、山田洋次、赤塚不二夫、曽野綾子、小田和正、安室奈美恵、吉田茂、緒形直人、辻邦生、筒井康隆、浅田真央、天童よしみ、羽生善治、伊達公子、林隆三、石原慎太郎、五木寛之、星野哲郎などなど。小生の誕生日には、エンゲルスが生まれ、「白鯨」のメルヴィルがなくなっている。軍神加藤建夫もなくなったのはこの日とされている。
親泊情報官は「いざ来いニミッツ、マッカーサー、出てくりゃ地獄へ逆落とし」と鉛筆をなめながら、西条八十の歌詞に書き加えたと、八十の一番弟子にいわれている人物。小生は、出来た話であるがでたらめだと思っている。
親泊情報官は、餓島と言われたガダルカナルから生還した将兵で、この時の飢餓の体験で歯は全部失っていた。総入れ歯の口で、鉛筆をなめながら書き込んだ、なんて噴飯ものだ。彼は敗戦後、妻子を殺して自害している。
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posted by 櫻本富雄 at 17:29| Comment(0) | 空席通信・余話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする