2015年05月16日

呆れた話 2015.5.16

 朝日新聞の月刊誌『論座』に拙稿「住井すゑにみる『反戦』の虚構」が掲載されたのは、1995年8月号である。大きな反響を呼んでいろいろ騒がれた。毀誉褒貶さまざまである。
 さきごろ、当時の編集者だった永栄潔さんが『ブンヤ暮らし三十六年・回想の朝日新聞』(草思社)を上梓された。朝日の内幕が、淡々と語られていて、なかなか面白い。中でも石原前都知事の記事は抱腹ものだった。
 もちろん、私が一番関心を寄せたのは、拙稿が発表されたときの『論座』の内輪話である。
 社内の上司からは、かなり突き上げられたようだ。
 驚いたのは、佐高信がこんな文を掲載するのはけしからんと、激昂して、以後『論座』を贈呈してくれなくて結構、協力を断ると申し入れてきたことである。いろいろな褒貶は、当時つぶさに聞いていたつもりだが、この話は初耳だ。彼のことはテレビに出演していろいろおしゃべりしているのを視聴したことはあるが、著書は読んでいない。読まなくてよかった、と今は思う。
 さまざまな反響話が流れたためだろう。『週刊文春』の取材を受け、その記事が七月号に掲載された。これはスキャンして、小生のフェイスブックに掲載してある。佐高氏は、この記事にも激昂されたのだろうか。そして『週刊文春』には協力しなくなったのだろうか。
 事実はみなさんが知っているとおりである。呆れた話だ。
posted by 櫻本富雄 at 18:07| Comment(0) | 空席通信・余話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする